放置すれば変色、変形、劣化に。どこに置くのが一番良いの?
波に乗るための道具であるサーフボードだから海水に強いと勘違いしている方がいますが、海水に含まれる塩分はサーフボードの劣化の大きな原因です。意外とデリケートなサーフボードを長く使うためのケアと保管のコツをご紹介します。
海から出たら真水で洗う
サーフィンの後にはできるだけ早く塩分や汚れを真水で洗い流します。そのままにしておくと、ボードの表面を覆う樹脂が酸化して黄色く変色してしまうこともあります。冬場のサーフィン後、寒いからと言ってお湯で海水を流すのは絶対に避けてください。フォームとガラスクロスの剥離につながります。真水で洗ったあとは、優しく拭き上げて乾燥させましょう。そのままボードケースに入れるとカビの原因となります。
ハードケースよりニットケースを
サーフボードは衝撃に弱いので、保管にハードケースを選ぶ方がいますが、ハードケースは通気性が悪いので、長期保管ですとケース内に熱がこもって蒸れてしまい、ワックスが溶け出して悲惨な状態になることもあります。通気性の良いニットケースなら熱がこもりづらいので、長期保管の際はニットケースがおすすめです。
屋外物置や車内放置は絶対ダメ
サーフボードを屋外物置や車の中に放置する人がいますが、夏場は絶対にNGです。熱で変形・劣化するので、夏場に高温となる屋外の物置や車内で保管することはサーフボードの寿命を縮める行為と言えるでしょう。また、車内で保管すると日光が当たりやすく、紫外線がサーフボードの日焼けを招きます。サーフィンの行き帰り以外は車内から出して、できる限り屋内保管してください。
長期保管にはトランクルームが最適
気温の差が激しい屋外での保管はNG。そして過度の乾燥に弱いため、エアコン・暖房の効いた部屋での保管も避けたいもの。また、ボード自体が大きいので、置き場所に困っている方も多いはず。夏以外はサーフィンをしない場合、空調完備のトランクルームをおすすめします。