海へ山へ、キャンプの準備にいざ使おうと出したらボロボロ？
レジャーに欠かせないテントは雨風をしのぎ、紫外線や虫などから身を守ってくれる便利なグッズ。アウトドアで使う丈夫なものだから、適当にしまっておけばいいと思っていませんか。いざ使うときに機能が弱くなっていたり、カビなどが発生して不衛生にならないよう、正しいお手入れと保管について知っておきましょう。
本体のお手入れの基本
海山で使用した後は汚れがたくさん付着しています。海水による汚れと土・泥による汚れ、どちらも真水で洗い流します。汚れが気になる場合は中性洗剤を水で薄めたものを使用しますが、洗剤の濃度やこする力が強すぎるとテントの撥水性を劣化させてしまうので気を付けましょう。シンナーやベンジンなどはコーティング剤が溶けてしまうので使用はNGです。テントは濡れたままにしておくとカビの原因になってしうので、完全に乾燥させます。
部品・部位のお手入れと保管
ポール・ペグは濡れタオルで細かい部分の汚れをていねいに拭き取り、乾かしてから機械油を塗ります。ポールを収納する際は中心から折りたたむと、ショックコード （ポール内部のロープ）全体にかかる負担が均一になり、ショックコードの寿命を延ばすことができます。
テントのジッパーも汚れやすいので、歯ブラシを使った方法で汚れを落としましょう。この時、グリスなどを使うと使用時にゴミ・チリを寄せ付ける原因になるので避けてください。
保管は、屋外物置・自動車内などの密閉された場所や温度差の大きい場所で収納すると、いざ利用しようと思った時にカビや生地の劣化で使用できないなどということも起こりかねません。