車の生命線、タイヤの保管は劣化に細心の注意を払って
車のメンテナンスは、事故を未然に防ぐためにも重要です。エンジンなどの車内部だけでなく、タイヤにも注意が必要です。正しく保管ができていないと気付かないうちにタイヤが劣化して大変危険です。ケアや保管方法にも十分配慮しましょう。
タイヤのケア、保管の前に
ケアにワックスやクリーナーを使うと、ツヤが増してきれいになりますが、基本的にゴムは、その性質から油との相性が良くありません。保管の際にはタイヤに付着したワックスなどは落としておきましょう。
タイヤについた土や泥が変質の原因になることがありますので、必ず取り除き、洗い流した後はしっかりと乾燥させてから保管します。
必ず直射日光を避けて
直射日光は絶対にNGで、暗く、涼しい場所での保管が推奨されます。強い紫外線や高い温度はタイヤのひび割れに、雨や湿気はゴムの劣化やスチールコードの錆びにつながります。ホコリよけにナイロンカバーは有効ですが、雨が掛かる場所ではカバーの内側で結露する事があるので要注意です。室内保管の際はタイヤをストーブなどの熱源付近に置かないのが鉄則です。熱源はゴムを劣化させてしまう原因となるので絶対に避けてください。
立てての保管が原則です
横積みにして保管すると、サイドに負担がかかって変形の恐れがあるため、タイヤは立てて保管するのが原則です。ただしホイールを付けた状態では接地面が大きく、タイヤにかかる負担を分散させることができるので、横積みの方法が推奨されています。その際は空気圧を通常よりも下げると負担軽減に役立ちます。